中央値,最大&最小値

中央値

平均値と違う点は全てのデータを並べてちょうど中央に位置する値の事を指す。

仮に[1,10,9,99,40]の4つのデータの平均値は150÷5で「30」だが
中央値の場合はわかりやすく降順で並べ替えると[1,9,10,40,99]で「10」である。

excelではMEDIAN(始点、終点)で指定した範囲のデータの中央値を出す。

最大・最小値

データ群の中の最大値と最小値の事を指す。
天候、ファイナンス、健康・運動、など平均値と同じく日常でよく使われてる統計値である。

excelでは最大をmax(始点、終点),最小をmin(始点、終点)で出力。
excelだけでなく、様々なプログラムでも使われている関数である。

平均値、中央値、最大/最小値のデメリット

平均値は良くも悪くも、データを平らにした場合の数値だけにしか過ぎないということ。

つまり、クラスのテスト平均点が50点という結果だけを読み取る際に、そのクラスの担当でない
学年主任からの視点では、そのクラスの点数分布が最低値域(0点より)と最高値域(100点より)
に集中していたという事実が分からないという事である。

平均値はデータ全体の「大きさ」の指標にはなりますが。
各値に大きな隔たり、バラツキがある時は注意が必要です。


中央値が高い値でも一概に鵜呑みしてはいけない場合があります。
ある店舗のアンケートでは中央値が80点以上の高得点を記録しました。
一見、この店は優良店舗なのだなと判断しちゃいそうですが、
同じ店舗のアンケートを平均値は50点を切っています。

果たして、この店は中央値から判断する優良店なのでしょうか?
それとも平均値から導き出される平凡点なのでしょうか?

まずこの店舗は女性層が多くいる地域のドラッグストアで,
陳列する商品は他の店舗と比べると化粧品・コスメに特化しています。
アンケートによる高得点結果はこれらの商品やサービスに影響を受けた女性購買層の回答に偏られていて、それ以外の購買層からの低い評価点により平均点が引き下げられている結果と判断できます。


このように結果の値だけで判断すると、その裏にあるデータの実情がわかりません。
それならば数値以外の判断材料を参照する必要があります。
それが「グラフ」です。


関数のオートフィルコピーで
数式が書いてるのに結果の値が反映されていないパターン

>環境設定>計算方法>自動計算されてなかった